■2023年4月19日(水)我々横尾材木店有志チームは地球の未来のために立ち上がりました。
二酸化炭素問題は日々ニュースでも流れるほど「地球の明日」にとって重大問題となっています。
国家レベルで解決に向け取組んでいる中、我々は考えました。
「小さなことでも良い、我々にできることはないか。。」
「住宅を提供する我々だからこそ、しなければならないことは。。」
設計部長Nの出した答えは 「植林」
■これから植林する山を見つめる設計部N部長。やる気を感じさせるオーラがでています。
伐採された木材で住宅を建築し、お客様に提供することを生業としている我々がやるべきことは「山への木材のリターン」
一本の木が二酸化炭素を吸収する量はわずかでも、行動することで未来の地球を救う手助けになるはずです。
熱き思いを持った設計部長の声掛けに賛同した6人でチームは編成されました。
■未来の地球を守るため集結した6人の有志達。工場見学させていただいた齋藤木材工業様の前で。
地球の未来のために会社の業務を犠牲にしてしまっては本末転倒となるので、休日を利用してのミッションです。
早朝の澄み切った空気の中、有志達は各方面から本庄の本社に集結しました。
「この素晴らしい澄んだ空気を、明日の子どもたちに残すために」そんな思いを胸に秘めた6人の顔は、普段の業務をしている時とは違う「大きな責任」を背負った凛とした表情になっています。
前日鬼怒川に行っていた若き有志も午前4時起きでこちらに向かい無事合流でき、いざ長野に向けて出発です!
長野では構造用大断面集成材をつくる日本でも有数な齋藤木材工業さんの工場を見学し
工場見学の詳しい解説動画です。
■工場内で説明をしていただいています。2025年開催の「大阪・関西万博」建築物の構造用大断面集成材も手掛ける齋藤木材工業さんです。
いよいよ植林を行う山に到着です。
山では、植林を指導していただく方から樹種の色々をレクチャーしていただきました。
杉や檜(ひのき)、檜葉(ひば)やサワラの違い、山桜は花より先に葉が出ること。鹿が樹皮を食べた後。初めて知ることが沢山ありました。
■木について色々レクチャーしてもらいました。高く伸びる樹木を見上げる有志達。
直接の業務に関係無いこととは言え、木造住宅を扱う者として木の知識を持つことは大切だなと実感した次第です。
さて、本日我々が植林するのは「桂(かつら)」の木。
■植樹用のくわをかつぐ設計I課長。その姿は「頼もしい」以外の何者でもありません。くわを担いだまま山を登っていく姿は印象的でした。
その苗木は高さ40〜50cm程。太さは小指の太さもないほどの可愛いものでした。
我々の植樹した約30本の苗木が立派に育つには数十年かかります。
今やっている行為は自分達のためでは無く、次世代、次次世代のため。木を育てるとはそういうことであり、過去の人々が我々に残してくれた資産を享受するだけでは無く、きちんと次に繋げて行くことの大切さを「植樹」を通して学ぶことができました。
■植林という共同作業で心を通わせるN部長とS課長。二人の穏やかな表情は地球を守るというミッションを果たせたからでしょうか。
■若手設計のKくんもいきいきとした表情でクワを振り下ろし植林をしています。
たった30本ですが、されど30本。
目先の損得では無く、未来の人類に残した30本の木。
これは我々にとってとても重要な「標(しるべ)」であり、その標を記せたことに誇りを持てた本日の植樹体験でした。
■地球の未来のため流した汗とやり切った感のある表情がキオクに刻まれました。
■その瞳はきっと未来の中にある「希望」を見つめているのでしょう。
設計部N部長、本日の企画とお誘いありがとうございました。